そばに含まれるルチンとは?驚きの効果を紹介

そばに豊富に含まれるルチンについて詳しく解説!体へもたらす嬉しい効果から摂り方までを紹介します。
「ルチン」って何?
そばなどに多く含まれる「ルチン」は、ポリフェノールの一種で、植物が持つ成分「ファイトケミカル」に分類されます。
ファイトケミカルとは、植物が紫外線や害虫といった外部からの刺激や攻撃から身を守るために生成する香りや辛味、粘り成分などの総称です。
これらのファイトケミカルには抗酸化作用があるとされており、体内に取り入れることで酸化を抑え、肌の老化や病気のリスクを減らす効果が期待されています。
ルチンがもたらす健康効果
ルチンは体に様々な効果をもたらしますが、代表的なものを2つ紹介します。
血管サポート
ルチンには、毛細血管を丈夫にして血流を整え、血液が滞るのを防ぎながら、血圧を安定させる働きが期待されています。
血の巡りがスムーズになることで、動脈硬化や脳卒中、高血圧などのリスクを下げる効果があるとも言われています。
さらに、血糖値の急な上昇を抑える作用も報告されており、体脂肪の蓄積を防ぐ面でも役立つと考えられています。
生活習慣病の予防
そばを日常の食事に取り入れることで、さまざまな生活習慣病の予防につながると考えられています。
血流の改善によって冷え性や肩こりの緩和が期待できるほか、抗酸化作用によって脳の細胞が酸化するのを防ぎ、脳の働きを活性化する効果も期待されています。
さらに、ルチンは摂りすぎても大きな副作用が報告されておらず、体への負担が少ないとされているため、安心して食事から取り入れることができます。
そば湯でもルチンを摂取!
そば湯とは、そばを茹でた際に残るゆで汁のことです。
この中にも、そば本来の香りや栄養が溶け出しているので、食後に温かいそば湯を飲めば、さらに栄養を摂取することが可能。
もちろん、そばに含まれる「ルチン」もしっかりと含まれています。
そば湯をいただくことで、そばの栄養を最後まで無駄なく味わうことができます。
ルチンを多く含む食べ物は?
ルチンを多く含む食材は、そば以外にもたくさんあります。
特に柑橘類(オレンジ、グレープフルーツ、レモン)やアスパラガス、トマト、玉ねぎなどにも含まれています。
柑橘系の食材はビタミンCも豊富に含まれていて、ルチンはビタミンCとともに働くため、さらに効果が期待できるでしょう。
そばの実ごと挽く「出雲そば」
日本三大そばの一つであり、島根県出雲市を中心に食べられている郷土料理「出雲そば」。
最大の特徴は、そばの実ごと挽く「挽きぐるみ」と呼ばれる製法を用いている点。
そばの実の甘皮部分もそば殻と一緒に挽きこまれるため、出雲そばにはルチンも豊富に含まれています。
栄養はもちろんのこと、香りも高く、口に入れればそば本来の風味を味わうことができます。
本場の味わいをご家庭で楽しんでいただくため、創業百余年の出雲そばの老舗「本田屋」では、無添加のそば作りを実現しています。
安心してお召し上がりいただける風味豊かなそばを、是非お試しください。